 
良いものを買う環境保全活動
やさい畑 2003年春号[家の光協会]
記事タイトル:
p7〜「品種の話 キュウリ」を読んで
記事要約:
今回は鮮やかな表紙に惹かれて買った園芸誌から、キュウリの記事を選びました。消費者にウける外見を追求した結果、現在流通しているキュウリの9割は、表皮にイボイボの少ないキュウリだそうです。そんななか、味や香にこだわった昔ながらのキュウリが復活しつつあるとのこと。いぼいぼキュウリ、最近見ないですよねえ?
感想:
「野菜の味が変ったなあ。」そんなことを思ったことはありませんか?
考えてみると、ニンジンやトマトは甘くなったし、昔のキュウリは確かにイボイボしていましたよね?歯ごたえももっとあったはず。てっきり私の好みが変ったせいだと思っていたのですが、野菜そのものも変化してきているのですね。個人的にはいぼいぼキュウリのほうが歯ごたえがあって好きなので、食べたいと思ってスーパーで探してみましたが、見つかりませんでした。
別にいぼいぼキュウリがイボ無しに比べ味や栄養で劣っているわけではなく、むしろ歯ごたえはイボ有りのほうが良いとされるのですが、外見の良いイボ無しに淘汰されてしまったようです。食べ物の基本的な良さである味に劣る部分がないのに、イボ無しが主流になったわけです。かならずしも世の中の「主流」=「良い」ものというわけではないということでしょうか。結局、売る側が儲かるものが世の主流になっていくのかもしれませんね。
広告やCMでは、日々新しい「良さ」が発掘され、様々な「売り」が開発されます。中にはイメージだけで、商品とはまるで関係の無い内容のものや、調べてみると論拠も意味もほとんど無い説明がなされているものもありますが、環境にとって意味のある「良さ」も少なくありません。環境に良いものの中には、私たちに直接益のあるものも多いようです。
売れるものが残るという仕組みは、経済主体の世の中では当然だし、悪いものだとは思えません。逆に、私たち一人一人が売れるものを、主流を作る事ができるはずです。大切なのは、新しい単語や感覚的な表現を客観的に判断すること。環境のことを考えて買い物をすれば、毎日の何気ない買い物も、心構え一つで環境保全活動になります。流通の主流は本来消費者側が生み出すものですよね? |
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