 
手間隙を惜しんでは得られないもの
環境会議 2002年7月号(宣伝会議)
記事タイトル:
こんなにいます!ともに暮らす動物達
記事要約:
動物園の動物。ゴミとカラス。住宅地の野良猫。野生化して生態系を乱すアライグマ。飼主としては、首輪をはずして遊ばせてあげたい犬。都市や街中で人間とともに生きる動物をレポートしたしたのがこの記事。楽しくて、おもしろいだけでなく、自然の言い分。人間の言い分。地球のバランスなど、私たちが求める”人間を含んだ環境”を考えさせてくれる記事だとおもいます。何度読んでもおもしろい、個人的にすっごく良い記事でした。
感想:
生ゴミの袋が食い破られ、道端に撒き散らされることが良くあります。各自治体や商店街ではカラスの”駆除”に四苦八苦しているようですね。そんななか、東京都の自由が丘では、ゴミの回収時間を深夜に変更することでカラス被害が激減したそうです。カラスが寝ているうちにゴミを片付ける。捕獲駆除等ではなく、カラスの生態に合わせた工夫が持続的な効果をもたらしたようです。
「地球環境のことを考えると、人間がいなくなるのが一番手っ取り早い。」そんなことを考えたことはありますか?私はあります。環境問題の原因を人間に求めるなら、その原因をなくすことで問題は解決します。しかし、私たちが欲しいのは”人間のいる地球環境”であり、”植物のための環境”でも、”人間以外の動物のための環境”でもありません。人間がいなくなってしまっては本末転倒。まるで意味が無いのですよね?
カラスは自然の掃除屋さんです、物が腐らないうちにかき集め、ネズミなどを捕食し、本能に従い生態系のバランスを保っているのです。ゴミを食い散らかすのもその量が多すぎるからにすぎません。カラスがいなくなると自然の生態系が大きく崩れてしまうかもしれません。カラスは人間にとっても大切な存在なのです。
「理想郷を作ろう。他の場所ではなくこの場所に。」私の好きな歌にこんなフレーズがあります。想像するだけなら簡単ですが、ゼロからすべてを作るのは大変です。環境についていえば、ゼロからすべて作ることはほぼ不可能です。なぜなら、知らず知らずの内に(私たちが知覚しきれないほど複雑で精巧な)”現在の環境”を前提としているからです。今いる場所。今ある環境。それらを少しづつ良くしてゆかなければ、ゆくからこそ、良い環境が生まれる。私はそういう考え方が好きです。
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