 
環境会議 2002年5月号(宣伝会議)
記事タイトル:
特集「旅に出よう川へ!」より
記事要約:
たくさんの川の写真に川の達人4人のエッセイを交えて、日本の川を紹介しています。人と川との関わりを切り取った写真は、環境と言う視点で見ると様々な思いを与えてくれます。後半6つのテーマ別に紹介している川のセレクションが特に素敵です。
感想:
一見すると旅行雑誌の記事のようですが、内容もまさにそれです(笑)。それが、”環境”雑誌の中にあるとまた、異なった感じを受けます。綺麗な写真に見える人の気配。微笑ましい光景と同居する厳つい護岸。雄大な風景の中の観光客。色々なものが見えてきます。
人の手がまるで入らない自然は素晴らしい。けれども、私たちがその自然の恩恵を受けて生きている限り、野生の自然を保つにも限度があります。そもそも、人も自然の一部です。地球上で”人”と”自然”を分けて考えるのは、人間だけなのかもしれない。だとしたら、それはとても傲慢だと私は思います。そもそも、「ここからここまでが自然」というように分けることができるのでしょうか。
人間は生きるために、ダムを建設し、護岸をコンクリートや芝で固め、洗剤や油を流し、木を切り倒します。そうしなければ生きていけない。ただ、好きな景色が消えるからといって、ダムの建設に反対しても、魚が釣れなくなるからといって上流の農薬散布に反対しても、他人の娯楽のために生活を捨てることはまずありえません。現代の環境問題の多くはこのようにして進行してきているのだと思います。そして結局困っているのは、人間です。矛盾していますが、人は生活を守るために危機に陥っているのかもしれません。
私は人の手が入らない自然も好きですが、自然の中に人が息づく、人の中に自然が息づく。そんな自然が一番好きです。ですから、自然だけではなく、そこに住む人々にも幸せであって欲しいと思います。人と自然両方があってこそ人間は幸せになれると思っています。思っていたいです。”好き”という気持ちが集れば、もっと環境は良くなっていくじゃないでしょうか。甘いかもしれないけど、実は一番大切なことだと、私は思っています。皆さんはどうですか?
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